中国のネットメディアが「無限の繁殖力を持つ『Japanese knotweed』がイギリスを侵略中」という記事を掲載しました。この記事を見た中国人のコメントをご紹介します。

[記事]
雑草はしたたかだ。その生命力は桁外れに強い。コンクリートやアスファルトに開いた、ほんのわずかの隙間から芽を出し、茎を伸ばし、花を付ける。ヨモギ、タンポポ、待宵草にススキ、それに大根だって舗道に生えることがある。
中でも、春、雪解けを待っていたかのように、真っ先に草むらや川辺に、ニョキニョキと新芽を出すのは、イタドリだ。日本では、その新芽を摘んで、山菜として食べる。また、イタドリの若葉は、その昔、血止めとして使われ、痛みがとれることから、「痛みとり」と呼ばれた。それが訛って「イタドリ」となったという。さらに、茎の文様が「虎の尾」に似ると見た古人は、漢字で「虎杖 (イタドリ)」とも書いた。
さて、1800年代の初期、来日したイギリス人は、なぜか、この「イタドリ (Japanese knotweed)」、学名「Fallopia japonica」に魅せられた。悲劇は、ここに始まる。
“It was introduced by the Victorians for horticulture, its 3-4m (10-13ft) stems, ornamental leaves and clusters of white flowers made it an attractive option for gardens.”
[ イタドリは、ビクトリア時代に園芸種としてイギリスに持ち込まれた。茎丈3 – 4 m に生長し、装飾的な葉っぱに、茎先にビッシリと付けた白い花は、庭に彩(いろど)りを添えた。]
ところが、イギリスにはイタドリの「天敵 (natural predator)」として知られる「Aphalara itadori (イタドリマダラキジラミ)」がいない。それに、これを山菜・薬草として利用する人は誰もいない。
イタドリは、やがて園芸家の庭から逃れると、野に出て暴れまくった。Walesの草原に、その姿を現わしたのが1880年頃。現在は、イギリス中の自然を荒らしまくり、手に負えない状況となった。「世界最悪の侵略種 (The world’s worst invasive species)」の 1つとして、指名手配されるほどの、「お尋ねもの」。
その罪状によると、「植物生物多様性 (plant biodiversity)」の破壊はもちろんのこと、頑強な根はどこにでも侵入し、建物の基礎部のコンクリートや煉瓦積、洪水防止堤(flood defences) まで壊してしまう。
イタドリに占拠された不動産は、大幅に値下がりし、住民は戸惑いを隠せない。
2015年、ついにイギリス政府は、全国的な規模の、外来種イタドリ撲滅プログラムに着手することを決定した。その経費は、なんと 15 億ポンド (約2,100億円)。
手始めに、Wakes 南部 Cardiff 近傍の村 Taff’s Well の原野で、イタドリの天敵のキジラミ (psyllid) を使って、その繁殖の抑制効果を確認する計画だ。
さて、そのキジラミ君たち。このところ、にわかに騒々しくなったイギリスで、うまく仕事をこなせるだろか。
記事引用元: https://hiroshinews.hatenablog.com/entry/2016/07/26/052942
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上記日本語の元記事は2016年の記事です。中国語の元記事によると、春になったイギリスでは今年もイタドリがすくすくと成長してきているようです。
コメント引用元: https://comment.tie.163.com/G9M38GKL05322ICO.html
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■ 北京さん
これを植えれば砂漠の緑化ができるんじゃないの? [658 Good]
■ 福建さん
キジラミを入れればイタドリは無くなるだろう。しかしキジラミを食べる昆虫を呼び寄せることとなり、こうやって生態系は破壊されていく [631 Good]
■ 河北さん
茹でたり漬物にしたりすることで食べることができるのであれば・・・むふふふ [333 Good]
■ 海南さん
なんと壮大な計画!乗った!! [221 Good]
■ 在日中国さん
若芽の時期は多分食べられるよ。子供のころにこんなのを食べたような気がする。これかどうかわからないけど [141 Good]
■ 上海さん
普通に炒めればおいしいそう [74 Good]
■ 広州さん
さっと茹でて水をよく切って調味料と合わせたらおかず一品出来上がり [66 Good]
■ 江西さん
これ、中国にもあるだろ。あっという間に建物を覆ってしまう。生命力が強すぎる [102 Good]
■ 陝西さん
こういう植物が火星には必要 [48 Good]
■ 河南さん
だね。マスクに火星に持って行ってもらおうぜ。50年後には人が住めるようになっているかもしれない [18 Good]
■ 広東さん
ラー油と生姜と醤油とゴマ油と花椒でひと混ぜしようぜ [45 Good]
■ 江蘇さん
美味しそう。さすがは広東人 [18 Good]
■ 福建さん
除草剤のパラコートでがっつりいこうぜ [38 Good]
■ 北京さん
パラコートは根を深く張る植物にはあまり効かないからたぶん無理 [18 Good]
■ 広州さん
砂漠に植えようぜ [37 Good]
■ 浙江さん
食べられる? [27 Good]
■ 遼寧さん
イタドリってやけどの薬になるんじゃなかったっけ [27 Good]
■ 湖北さん
中国にも強力な生命力でがっつり根付いているけどな。まぁ頑張れイギリス人
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