「日本で最初の喫茶店は中国の民族的英雄の末裔によって作られた」という記事が中国版ツイッターのWeiboに掲載され、中国人のコメントがたくさん投稿されています。ご紹介します。
[記事]
日本で最初の喫茶店「可否茶館」は鄭成功の末裔である鄭永慶により1888年に開かれた

(訳者注:鄭成功・・・明朝末期の軍人・政治家です。長崎にいた中国系商人と日本人女性の間に生まれた日本生まれのハーフで、満州族(清)に滅ぼされかけていた明を守るために抵抗運動を繰り広げ、その後台湾にいたオランダ軍を打ち破って台湾初の漢民族政権を打ち立てたことにより、中国・台湾では民族的英雄とされている人物です。特に台湾では孫文、蒋介石とならぶ「三人の国神」の一人として尊敬されています)
記事引用元: https://www.weibo.com/3911558393/HxEsv7HIT
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※ 下記コメントで言及されている事柄の事実確認は行っておりません。真偽の判断はみなさまでお願いします
※ 「バカと言う人がバカ」の精神と中国人のスルー技術をもってコメントを書き込みましょう
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■ 北京さん
「可否」だと喫茶店があるかどうかわからなくない? [134 Good]
■ 重慶さん
というかどちらかというと倒産してそう [23 Good]
(訳者注:「可否」は中国では「〜かどうか」という意味です)
■ 遼寧さん
鄭成功は福建人の父と日本人の母のもとに日本で生まれ、その後福建に渡って密貿易で財を成し、かなりの兵力も持っていたらしい。ただの海賊じゃねーか [92 Good]
(訳者注:鄭成功はいわゆる「後期倭寇」の末裔にあたります。後期倭寇の多くは密貿易を行う中国人でした)
■ 河北さん
鄭成功は1662年に死亡しており、このカフェができたのは1888年。ほぼ関係なくね? [79 Good]
■ 北京さん
鄭成功の弟の8代目の子孫だってよ [36 Good]
■ 四川さん
鄭成功が日本でカフェを開いたのかと思った [24 Good]
■ 吉林さん
同じく。鄭成功の三文字はインパクトが強すぎる [28 Good]
■ 湖南さん
この一族は日本、中国、台湾でいい印象を持たれているんだな [41 Good]
■ 北京さん
コーヒーを1杯飲みたいのですが、可否? [54 Good]
■ 在日中国さん
可否茶館でコーヒーを飲む可否?中国語がわかる人がこの名前をつけたのなら狙ってたとしか思えない [8 Good]
(訳者注:中国語では肯定形と否定形を並べる「反復疑問文」というものがあります。英語の文末に「yes or no」を付けるようなイメージです)
■ 四川さん
この鄭永慶は日本で中華系の家に生まれてエール大学に留学していて、日中英仏の4ヶ国語に通じていたらしい。すごい [12 Good]
■ 湖北さん
日本初のカフェは素晴らしいと思うけど、この名前はちょっと・・
■ 広東さん
国性爺合戦!
(訳者注:鄭成功は清への抵抗運動により、明の隆武帝より国姓の『朱』を賜ります。しかし鄭成功はこれを固辞して鄭姓を名乗り続けたことから「国姓爺」と呼ばれるようになりました。近松門左衛門の人形浄瑠璃「国性爺合戦」は鄭成功を題材としたお話です)
■ 江西さん
鄭永慶も鄭成功もどちらもすごい人だと思うけど、時代が離れすぎてて・・
■ 北京さん
なるほど、日本最古のカフェは中国とも繋がりがあるのか。是非一度訪れてみたいものだ
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